獅子舞の歴史
お祭りに獅子舞をする由来
中国では古くから招福厄除(しょうふくやくよけ)の象徴として獅子舞が舞われています。
祭典には欠かせない踊りとして、日本に伝えられました。
大豆島敬神会の歴史
獅子舞をしている私たちは「大豆島敬神会」と言って、神楽の保存に努めていて、会が発足して40年近くがたちます。
それまでは地域の先人の皆様がお祭りの度に獅子舞を奉納していましたが、会員の方たちがだんだん歳をし、一人亡くなり、また一人亡くなりとなり、獅子舞ができなくなってしまった時期がありました。
そこで当時の祭典長(氏子総代)さんが困り、大豆島以外の地区の大豆島の方にお願いし、神楽を出したことが数年続いたようです。
そこでこのような状態では地域の皆さんでの神楽奉納ができなくなってしまうと思い、地域の氏子で奉納できないかと方々へ声をかけました。
当時、過去に神楽を行ったことがあるお年寄りが2名残っていたため、その方に指導をお願いして今のように続けることができるようになりました。
今会員 十数人の保存会です。
しかし、今行っている私たちもいずれ歳をすれば過去と同様、獅子舞ができなくなってしまう時が来ます。
地域の伝統文化は地域の皆さんで護り、保存しなければ絶えてしまうので、保存会では地域の子供さんたちに声をかけ、この文化を継承していただきたいと思っています。
獅子舞の意味
それぞれの地域にはお宮があります。
そこに住む住民は心の拠り所として神様にお願い事や、お願いが達成できた時にはお礼参りに行きます。
そんなお宮は1年に何回かお祭りをし、地域の皆さんの悪魔を払い、無病息災(病気をせず健康で暮らせること)を願い、安心して生活ができるように。また 農作物が豊作になるよう五穀豊穣の願いを込めて獅子舞を舞っています。
また子供たちは頭を獅子にかんでもらうと頭痛を病まない、健康で勉強ができるようになるといわれています。
(大豆島地区の)他の獅子舞との違い
神楽もそれぞれの氏子が、それぞれのお宮に奉納しています。
その中で西風間の獅子だけが男獅子であり、剣を持って舞う 勇ましい獅子です。
ほかの3地区は大豆島と同様で、女獅子です。
獅子舞で気を付けること
獅子舞・太鼓・鉦(かね)は 笛吹のメロディーにすべて合わせますので、笛が中心といえます。
獅子舞は腰を低くして舞うため、膝を少し折って舞います。
小学校で質問があったときに答えた内容を中心に掲載しました。